令和元年度 事業報告
日ごろより当法人の運営に関し、ご支援・ご協力を賜り厚くお礼申しあげます。
当法人が平成15年に産声をあげ、みなさまのご支援・ご協力を賜りながら昨年11月に15周年を迎え、小規模多機能型居宅介護事業所 心は本年5月で10周年を迎えることができました。
昨年度は、収益が減少しこれまでにない厳しい年となりました。また年明けからは、 新型コロナウィルスの感染が全国に拡大するという、これもまたかつてない事態となり、 介護事業所を運営する者として、ご利用者はもちろんのこと、職員も感染しないための 予防に十分な配慮をしてきたところであります。
そのような中ではありましたが、かねてより建設を進めておりました小規模多機能型
居宅介護事業所 心のさとが、去る5月1日に栗東市十里において無事に開所することができました。
これで宅老所心が運営する介護事業所の拠点は4か所となり、職員も50名を超える 大所帯となってまいりました。
しかしながら、法人を立ち上げたころ、地域の高齢者の 方から言われた「いつでも寄れる居場所をつくってえな」という言葉を聞き、居場所づ くりを始めた気持ちを忘れずに、今後の事業展開を図ってまいりたいと考えております。
少子高齢化や人口減少が進み、暮らし方の変化や関係の希薄化により地域力が弱まっ てきているとも言われています。
しかし、このような時代だからこそ、すべての人が地 域での暮らしにおいて安心感と生きがいを見つけ、自分たちの手で地域をつくっていく という意識を持っていただけるよう、みなさまと一緒に地域づくりを進めてまいりたい と考えておりますので、よろしくお願い申しあげます。
ありがとうございました。
理事長 村田 美穂子
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